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独立を決意したが、方法がわからないのでいろんな本を読みあさった。
そして当時お気に入りの邱永漢(きゅうえいかん)の本の中で、独立に関するアドバイスを見つけた。
 
・独立するなら節約して金をためろ
・独立するなら積立貯金をしろ
・独立するなら小さい会社に入って経営を学べ
 
私はこれらを実行することにした。
 
~独立するなら節約して金をためろ~
私はとにかく金のかかることは避け、ケチに徹した。
 
~独立するなら積立貯金をしろ~
独立したら銀行から借金をしなければならない。
こつこつ積立をした実績があれば銀行が信用してくれるらしい。
そこで、積立貯金を始めた。
独立してみたら現実はそんなに甘くはなかったが。
(独立当初お金を貸してくれる銀行は一社もなかった)
 
~小さい会社に入って経営を学べ~
邱永漢の本によると、大きな会社にいても業務のほんの一部しか経験できないから、独立する前に小さい会社に入って、会社のあらゆる業務を覚えなさいという。
独立すれば何から何までやらなければならないから、小さい会社のほうが勉強になるというのだ。
 
そして就職して2年半が経ったある日、「大川社長からやめてまえ、と言われるんだったら本当にやめてしまおう」とサプライセンターの全員でスピンアウトする話が持ち上がった。
当時インクリボンの仕入先だった大阪プラントの東京販社として、一緒に会社を始めようという話だった。
まさに邱永漢の言う「小さい会社に入って経営を学べ」が実践できるいい機会じゃないか・・・
 
私は、二つ返事でOKした。
 
そして、独立への第一歩がスタートした。
スイミング
 
水泳を始めて半年になる。
 
平泳ぎは昔から得意だったが、クロールは苦手だった。
半年前に水泳を始めたときは、クロールは40メートルくらいしか泳げなかったが、それを毎回20メートルずつ距離を伸ばしていった。
今は週3〜5日、クロールで1キロを休みなしで泳いでいる。
 
1キロを泳ぐには私の筋力では22分〜23分かかる。
1キロを泳ぐのは平気になってきたが、さすがにこれ以上の時間を水泳に費やすのはできない。
だから、ずっと泳ぐ距離は1キロだ。
 
さて、水泳は単に体を鍛えるため、健康維持のためだけでなく、泳いでいる間リラックスできるというところが気に入っている。
 
まず、水の中ではピュアな気持ちになれる。
人間は母親の羊水の中から生まれて来るので、水に浸ると安心できるのだろう。
 
昔ダイビングをやっていたが、ダイビングではきれいな海と魚を眺めるのが楽しいが、本当の醍醐味は、海の中で完全に現実世界を忘れられる、というところにあると思う。
水の中では邪念を忘れ、一種の瞑想状態になれるというわけだ。
 
水泳中は、酸素が不足することも瞑想状態になれる理由だと思う。
体力の限界に挑戦しながら泳いでいると、酸素が不足する。
酸素が不足してくると脳の働きが弱くなり、何か考えようとしても考えられなくなる。
これが一種の瞑想状態を作り出しているのではないか。
 
一度瞑想状態に自分を置いた後は、頭がかなりすっきりする。
すっきりした頭は、感性を鋭くする。
直感が働き、活力が湧いてくる。
 
肉体的な健康維持だけでなく、精神的な健康維持という意味でも水泳を続けていきたいと思う。
スリーイーグループは、トナーカートリッジの黎明期に設立され、パソコンの市場拡大とレーザープリンターの普及とともに成長してきた。
しかしパソコンの普及が一段落すると、過去に経験したような急激な市場拡大はその後は見込めず、新たな事業展開を必要としていた。
 
そんな中で宗廣社長から
「インクカートリッジのリサイクルを一緒にやりませんか?」
とのお誘いである。
 
事業というのは不思議なもので、参入するのが早すぎても遅すぎてもいけない。
だが、宗廣社長のタイミングは絶妙だった。
 
①インクジェットプリンターが各家庭に普及したこと
②インクジェットプリンターの本体価格が低下しており、インクカートリッジの価格が本体価格に対して割高になっていたこと
③地球温暖化などの地球環境問題が国民に浸透し、身近な環境活動が盛んになっていたこと
④販売店やユーザーがメーカーの言いなりになる傾向が徐々に薄らぎ、純正品しか買えないことの不条理に気づく人が増えてきたこと
⑤公正取引委員会が、メーカーなどによる優越的地位の濫用に厳しい態度をとりつつあったこと
 
などが、絶妙なタイミングを後押ししていた。
2007-02-23

◇人生は感動の歴史で綴れ

◇大ボラは成長の前ぶれ、目標を公言し、自らを背水の陣に追い込め

◇目先の一杯のコーヒーより、将来、家を建てることを考えよ

◇経営とはトップのビジョンに全社員が共鳴し、全社員の努力を通じてその夢を実現すること

−−大川 功



大学を出て最初に就職したのがCSKだったので、社会にまだ染まらずに純粋な心を持っていた私は、故:CSK大川功社長から強烈に影響を受けた。
大川功社長は、私の最も尊敬する人物のひとりだ。

当時、CSKには「大川教」があるとも言われ、大部分の社員は良くも悪くもその大川教に洗脳されていた。
CSKの社内試験では、毎回のように大川語録が出題されていたほどだ。
大川社長の言葉を覚えていないと出世もできないというわけだ。
おそらく、そのころCSKにいた人間は、今でも大川語録を覚えていると思う。

他にも印象的な大川語録はいくつもあるので、ぜひgoogleなどで検索してみてはいかが?

独立を決意したのは就職して2年ほど経った、24,5歳の頃だった。
 
三重県亀山市に男ばかり3人兄弟の末っ子として生まれ、一人上京した私は、社会人になったら家を持とうと思っていた。
手取り10万そこそこの収入だったが、家を買おうといろいろ見て回った。
 
住むなら一軒家と決めていた。
なぜなら、三重の田舎にはマンションなどはなく、みんな一軒家に住んでいたので、東京でも一軒家に住んで当然だと思っていたのだ。
 
東京の郊外を見て回って驚いた。
10坪の土地に建つマッチ箱のような家でも3千万円とかするではないか。
ローンを試算してまた驚いた。
給料の大半をつぎ込んでも、返済に35年もかかる!!
 
ローン返済で人生が終わるのはいやだと思った。
 
また、CSKは給料が安かった。
それでも出世して給料が上がればいいのだが、出世の見込みは全くなかった。
なぜなら、インクリボンを販売する仕事自体がCSKの故、大川功社長に気に入られてなかったからだ。
 
大川功社長は、晩年になって当時CSKの傘下にあったセガが大赤字になった時に、個人資産850億円を瀕死のセガに寄付したという伝説の超豪傑、超お金持ちの、超カリスマワンマン経営者だった。
大川功社長は毎月、社長点検と称して全部門の責任者を集めて業績のチェックを行っていたが、私が所属していたサプライセンターは業績が悪く、社長点検で私の上司は「そんな仕事やめてまえ。ソフトウェアをやれ、ソフトを。」と幹部全員の前で毎月のようにこきおろされて、サプライ販売をやめろと言われていた。
 
そんな部門だったので、いい人事評価がもらえるわけがなかった。
 
それにCSKには同期が600人もいて、最低評価部門に所属しているというハンデを背負って這い上がるには、あまりにも競争相手が多すぎた。
 
それまでも私はあえて安全な道を選ばず、リスクのある選択をしてきた。
CSKにいてもうだつが上がらないし、友達はどんどん巣立っていくし、いっそのこと自分も独立してやろうと考えるようになった。
□CSKの寮生活
 
地方出身で貧乏だった私は、会社の寮がありがたかった。
運良く入れたCSK武蔵境寮は、6畳一間を5,000円で貸してくれた。
学生時代は3畳トイレ無共同風呂を19,000円で1年、その後4畳半トイレ無共同風呂無を13,000円で卒業まで借りていたが、CSKの寮はそれより安く、共同風呂もついている。申し込めば賄いだってある。
安いながらも給料がもらえるようになって、家賃も安く、若干余裕ができた私は、400ccのバイクを購入しCSKのツーリングクラブに入会したりした。
 
□株長者がごろごろ
 
CSKは私が入社した前の年の1982年に東証二部に上場し、当時株価が日本一高かった。ソフトウェア産業初の上場としてその将来性がもてはやされていたのだ。
そんなわけで、CSK社内には株長者がごろごろしていた。
ある先輩は持ち株が100倍位に値上がりして1億円以上の価値になり、浮かれて毎日歌舞伎町で飲み歩いていた。
数十人を引き連れて歌舞伎町のクラブをはしごして、全部おごってくれるような豪快な上司もいた。
対照的に、持ち株会に入らなかった人は悲惨だった。
ツーリングクラブの先輩に、ハーレーダビッドソンに全収入をつぎこんでいた人がいたが、持ち株会に入ってなかったので株売却益とは無縁で、6畳の風呂無しアパートで極貧生活をしていた。
 
□次々に独立、引き抜き
 
同期入社は600人もいた。
ところが半年もすると次々と辞めていくではないか。
会社とは一生一社で勤めるものと思い込んでいた私はかなり驚いた。
 
あるものは外資系の会社に引き抜かれて年収が○千万になったとか、
何人かは独立して会社を始めるものもいた。
 
うかうかしているわけにはいかないと感じるようになった。

インクリボンの営業活動が始まった。

 

これはまさに啓蒙活動であり、ある意味では布教活動のようだった。

 

まず、ユーザー自身がインクリボンはメーカー純正品を使わなければならないものと思い込んでいた。

そもそも、メーカー純正品以外のものが存在することもユーザーは知らなかった。

 

また、ユーザーはメーカー純正品を使うように、メーカーから教育されていた。(ある意味では洗脳されていた)

プリンターマニュアルにもメーカー純正品しか使えないと書いてあるし、メンテナンスの人からはメーカー純正品以外を使用すると保証対象外だと脅されていた。

 

正しいこと、当たり前のことがユーザーに伝わっていない。

これはなんとかしなければいけない。

ユーザーがメーカーの呪縛から解放されるよう、誰かが導かないといけない・・・

 

「考えてもみて下さい。」

「単なるプラスチックのカセットに、インクのしみこんだ布地が巻いてあるだけのものがそんなに高いわけがないじゃないですか!」

「消耗品なんだから、ブランド品である必要はありません。」

「使えればいいんですよ。機能さえ備えていればいいんですよ。」

「所詮プリンターにセットしてフタして使うものだから、ブランドにこだわる必要は全くないですよ。」

「ルイヴィトンとかシャネルならいざ知らず、インクリボンにカッコいいとか、かわいいとか、デザインがいいとかは、関係ありませんから」

「プリンターが壊れたらどうするんだ、とご心配のようですが、布地にインクがしみこんだものをプリンターヘッドがたたくだけのものです。プリンターが壊れるわけがありません。」

 

理解してくれる人もいたが、大多数の人は理解してくれなかった。

 

でも、地道に活動を続ければ、きっと道が開けるという確信が私にはあった。

そして、少しずつ、少しずつ、マーケットの扉が開いていった・・・・

インクリボンは高すぎる。

ぼったくりじゃないか。

これじゃユーザーが一方的に不利じゃないか!

 

つまり、こういうことだ。

 

◇プリンターメーカーはプリンターごとに、形の違うインクリボンを設計する。

  ↓

◇プリンターメーカーはそのインクリボンにブランドをつけて販売する。(これをメーカー純正品という)

  ↓

◇メーカー純正品のインクリボンはメーカーまたはメーカーの正規代理店でないと買うことができない。

  ↓

◇メーカー純正品はメチャクチャ高い価格設定で、決して安く売られることはない。

  ↓

◇メーカーは販売店に対して、ユーザーに安く売らないよう強烈に指導する。

  ↓

◇そんなカラクリがあるとは知らず、ユーザーはプリンターを買う。

  ↓

◇ユーザーはプリンターを買ったあとで、インクリボン選ぼうにも選択肢がないことに気づく。

  ↓

◇ユーザーはメーカー純正品をメチャクチャ高い値段で買うしか方法がない。

  ↓

◇メーカーは優先的・独占的地位を利用して、膨大な利益を得る。

  ↓

◇ユーザーは立場が弱く、一方的に不利益を蒙る。

 

これをメーカーの陰謀と言わずして、なんと言おうか。

 

CSK機器販売事業部のオリエンテーションに参加した私は、「サプライセンター」がこのようなカラクリをもつインクリボンを、ドイツから格安に輸入して販売するという話を聞いて、

これだ!

とひらめいた。
 
10,000円のインクリボンもドイツからだと1,000円くらいで輸入できるらしい。
1,000円で輸入して5倍の値段で販売しても、お客様にとっては5割引になる。

商売としても儲かるし、お客様も大喜びのはずだ。

 

この話を聞いてすぐに、私は求められてもいないのに手を挙げ、「サプライセンターに入れて下さい」と叫んでいた。
今は完全にマーケットの認知を得たリサイクルインクカートリッジだが、スリーイーグループがなぜ2003年までインクカートリッジのリサイクルをやらなかったかというと、次の3つの理由があった。
 
(1)マーケットの違い
インクリボンから始めた私のビジネスはビジネスユーザーが対象マーケットだった。
つまり、企業が使う商品をずっと販売してきた。
トナーカートリッジもインクリボンと同様にビジネスユーザーを対象としていた。
それに対してインクカートリッジはインクジェットプリンター用なので、主としてパーソナルユーザーを対象とする商品だ。
したがって、インクカートリッジのリサイクルをやるにしても当時は販路がなかった。
 
(2)単価の違い
トナーカートリッジは定価が1本20,000円〜50,000円で、1本単位で販売しても流通コストが吸収できる商品だ。
それに対して、インクカートリッジの定価は1本1,000円〜2,000円で、とても流通コストが吸収できるレベルではなかった。
仮に流通コストを吸収しようとして最低単位を6本とかで販売すると、途端に注文が来なくなってしまう。
また、それに加えてリサイクル商品は、発送コストだけではなく使用済カートリッジの回収コストも負担することになるので、流通コストは通常商品の2倍以上かかることになる。
インクカートリッジは単価が低すぎて、リサイクル事業には不向きな商品だった。
 
(3)純正メーカーの激しい抵抗・攻撃が予想される
当社とエムエスシーは、元々エステー産業の汎用インクカートリッジ(純正品でない新品インクカートリッジ)の販売を共同で行っていた。
だが、インクカートリッジは純正メーカーのドル箱商品だったので、販売現場ではことあるごとに純正メーカーの激しい抵抗にあった。
某メーカーなどは、汎用インクカートリッジ排除のために、汎用インクカートリッジを店頭販売する家電量販店の各店舗を巡回し、それぞれの店長に対して「汎用インクを販売していると、プリンターの仕切り(卸価格)を値上げするぞ」と脅して回り、ビビった店舗が汎用品の取り扱いを中止するというような事態も起こったりしていた。
プリンターを安く販売してマーケットを押さえ、そのアフターマーケット(消耗品)で大きな利潤を上げるというプリンターメーカーのビジネスモデルに対して、純正品でないリサイクル品や汎用品は、完全にメーカーの目の上のたんこぶ、つまり邪魔者だった。
もしリサイクル品を販売しても、メーカーの激しい抵抗や攻撃が予想された。
我々中小企業は、プリンターメーカーという大資本の前ではあまりにも無力だった。
六つの精進
 ①だれにも負けない努力をする
 ②謙虚にして奢らず
 ③反省ある日々を送る
 ④生きていることに感謝する
 ⑤善行、利他行を積む
 ⑥感性的な悩みはしない

−−稲盛 和夫

 
かの有名な京セラ創業者、稲盛さんの人生訓だ。
 
①だれにも負けない努力をする
  人よりも多く努力・研鑽し、それを継続する。
  不平不満を言わず、常に前進・向上を目指す。
 
②謙虚にして奢らず
  謙虚な心が幸福を呼び、魂を浄化させる。
 
③反省ある日々を送る
  自己中心的でないか、卑怯でないか、自省自戒して改めるよう努める。
 
④生きていることに感謝する
  生きていられるだけでも幸せ。どんなことにも感謝する心を持つ。
 
⑤善行、利他行を積む
  善いことを行い、他人に利益をもたらす。
  思いやりのある言動を心がける。
 
⑥感性的な悩みはしない
  いつまでも不平を言ったり、心配しすぎたり、くよくよ悩んだりしてはいけない。
  後悔しないように何事にも全力で取り組む。
 
それぞれの言葉がずしりと重い意味を持つものばかりだ。
わかってはいるが、ついつい忘れてしまいがちな六つの言葉だ。

就職したCSK機器販売事業部のオリエンテーションは、所属の各部門がそれぞれの事業の紹介をするというものだった。

大学時代にパイトをしていたPCショップ部門の紹介、PC外販部門の紹介、半導体販売部門の紹介などがあった。

私はバイトをしていた流れからPCショップに配属されそうな雲行きだったが、営業職を希望していたのでショップ店員にはなりたくなかった。

 

一つの部門である「サプライセンター」の紹介が始まった。

サプライとはコンピュータの消耗品のことらしい。

その中でもプリンターの消耗品であるインクリボンが有望だという。

 

今はコンピュータは家庭にも普及し、一人一台の時代だが、当時コンピュータはメインフレーム(大型コンピュータ)全盛時代で、そこそこの大企業でないと買えないものだった。

同時にプリンターも高額商品で、その消耗品であるインクリボンも高価なものだった。

 

また、コンピュータを操作する人も限られていて、ごく一部の専門家しか操作することはできず、変な使い方をしてコンピュータを壊すわけにもいかないので、皆IBMやNEC,富士通などのコンピュータメーカーの言う通りに取り扱っていた。

つまり、ユーザーはコンピュータメーカーの言いなりになっていた。

 

そんな状況の中、インクリボンは実に異常な販売方法がとられていた。
 
インクリボンとは一般にカートリッジ式のもので、プラスチックのケースの中に、インクのしみこんだ布地のリボンがぐるぐると連続して収納されているだけのものだ。
どう見ても500円か1,000円くらいのコストで作れそうなものだったが、メチャクチャ高い価格設定になっていた。
平気で10,000円とかで売られていたのだ。
 
インクリボンは高すぎる。
ぼったくりじゃないか。
これじゃユーザーが一方的に不利じゃないか!
 
そう思った。
Be daring(勇気を持って)、Be first(誰よりも先に)、Be different(人と違ったことをする)

−−レイ・クロック

 
 
ミルクセーキ用ミキサーのセールスマンだったレイ・クロックは、カリフォルニアで細々と営業していたマクドナルド兄弟のハンバーガー・レストランを見てひらめいた。
そして、これを全米トップのチェーン店にしてやろうと決意した。
 
もしレイ・クロックのこの発想と行動力がなければ今のマクドナルドは存在しない。
今大人気のメガマックも登場していないわけだ。
 
レイ・クロックが壮大な生命力を吹き込んだことによって、マクドナルドは今や全世界に3万店舗を擁し、1日5000万人も来店する巨大チェーンになった。
 
たった一人の存在が世の中を、変える。
ある日、エムエスシーの宗廣社長から電話があった。
急ぎで会いたいというのだ。
長いつきあいでもあるし、ご無沙汰もしていたので早速大阪まで飛んだ。
 
話はこうだった。
「インクカートリッジのリサイクル事業を一緒にやりませんか?」
 
ピンと来た。
 
スリーイーグループは1990年の創業以来、トナーカートリッジリサイクルのパイオニアとして活動をして来たが、インクカートリッジのリサイクルには手を出していなかった。
 
なぜそれまでインクカートリッジのリサイクルをやらなかったかというと、それは
(1)マーケットの違い と
(2)単価の違い そして
(3)純正メーカーの激しい抵抗・攻撃が予想された
からだ。
スリーイーグループ憲章、いわゆる経営理念をご紹介します。
 
スリーイーとは3つのEのことで、Ecology , Economy & E-business のことを意味しています。
スリーイーグループ憲章
〜Ecology,Economy & E-business〜
ビジョン
1.Ecology(環境保護):私たちは、環境保護、資源再利用、地球温暖化防止のために、環境にやさしい商品を普及させます。
2.Economy(経済性の追求、流通価格革命):私たちは、経済性に優れた商品を開発し、流通と価格に革命をもたらします。
3.E-business(電子商取引の推進):私たちは、企業間電子商取引のリーディングカンパニーとして未来へと進化します。


顧客・市場第一主義
1.私たちは、お客様の利益を最優先に考え、お客様に究極の満足を与えます。
2.私たちは、商人として、笑顔で明るく元気よくセールスマンシップを実践します。
3.私たちは、お客様に好かれるように、感謝されるように、頼られるように自分を磨き、行動します。


ベンチャー精神
1.私たちは、夢と志を持ち、ゼロから創造する喜びを追求します。
2.私たちは、スピードを重視し、積極果敢にチャレンジします。
3.私たちは、困難の先には栄光があると信じ、いかなる逆境や変化も乗り越えます。


キャリアアップと自己実現
1.私たちは、生きる意味と働くことの意義を強く認識し、社会に確固たる足跡を残せるよう自己研鑽に励みます。
2.私たちは、物事の本質を見抜き、雑音に動ぜず、信じる道を突き進みます。
3.私たちは、自分の目標と会社の目標を一致させて、自己実現のためにたゆまない努力と向上を続けます。


全員経営者主義
1.私たちは、経営的見地から、新たな改善提案・新規事業の提案をし、それを実践します。
2.私たちは、活力ある、コミュニケーション豊かな会社を造ります。
3.私たちは、あらゆる品質管理に取り組み、よりよい商品とサービスを提供します。
今後、このスリーイーグループ憲章の意味するところを順次ご紹介していきたいと思います。
留年するかしないかの瀬戸際だったが、なんとか大学は卒業できた。
 
ただ一社、私を拾ってくれたCSK(当時の社名はコンピューターサービス)にとにかく就職した。
CSKは西新宿の住友ビル(三角ビル)に本社があった。
超高層ビルである。
 
高校生の時に始めて東京に来た時、当時観光のお決まりコースであった新宿の超高層ビル街に来て、この三角ビルに登った、まさにそのビルに就職するとは思わなかった。
 
私は、CSKに就職しようと決意したときから、人事担当に誘われてCSKが当時経営していたPCショップでアルバイトをしていた。
その関係で、PCショップを担当している機器販売事業部に配属になった。
 
当時CSKはオペレーター派遣が主力ビジネスで、新卒の大半を「コンピュータ室のオペレーター」として他社に派遣するつもりで大量採用していた。
コンピュータ室のオペレーターという仕事は、24時間稼動している大手企業のコンピュータルームで磁気テープを架け替えたり、連続用紙を架け替えたりするのが仕事で、3交代制が当たり前だった。
 
私はこの仕事は希望職種ではなかったし、バリバリ仕事をしたかったので、営業をやりたいと思っていた。
だから、機器販売事業部に配属されたことにはある程度満足していた。
 
配属後「オリエンテーション」というものが開催された。
機器販売事業部の各部門を紹介するというのだ。
 
このオリエンテーションが、私の運命を決定づけることになる・・・
経営者であっても、会社員であっても、フリーターであっても、仕事をする限りは強いこだわりが必要だと思う。
 
そうでないと、いかに仕事ができる人であっても、ただ言われたこと、決められたことを忠実にやるだけになってしまいやすい。
 
仕事を単なる習慣にしてしまったり、単にお金を稼ぐためだと考えてしまうと、どんどん「仕事の奴隷」になっていってしまう。
 
◇自分には何ができるのか?
◇自分の価値は?
◇自分は何の達人か?
◇自分はどんな実績で他人に知られているか?
◇自分は最近どのように成長したか?
◇自分は今どんな勉強に取り組んでいるか?
 
現状に甘んじることなく、強い意志で自分を向上させる。
そんな仕事に対する強いこだわりが、自分を「ブランド」に変えていくのだ。
 
(自分ブランドを持つ人)        (仕事の奴隷になっている人)
 
人々の記憶に残る仕事をする ←→やれといわれたことだけをやる
 
日々切磋琢磨し、達人を目指す←→書類とにらめっこして時間をつぶす
 
毎朝布団を跳ね飛ばして起きる←→朝が憂鬱。会社に行きたくない

 
仕事の奴隷から卒業し、自分の「ブランド」を確立することが、成功を手にするポイントではないだろうか。
『エコリカのキセキ』のコーナーでは、エコリカのたどってきた道(軌跡)、急速な認知と普及(奇跡)、エコリカの理念と目指す道などを語っていきたいと思っています。
 
乞うご期待!
ここでは、私北中が生まれた土地、少年時代、大学時代のエピソードを
シリーズ形式で語っていきたいと思っています。
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