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◇人生は感動の歴史で綴れ
◇大ボラは成長の前ぶれ、目標を公言し、自らを背水の陣に追い込め
◇目先の一杯のコーヒーより、将来、家を建てることを考えよ
◇経営とはトップのビジョンに全社員が共鳴し、全社員の努力を通じてその夢を実現すること
−−大川 功
大学を出て最初に就職したのがCSKだったので、社会にまだ染まらずに純粋な心を持っていた私は、故:CSK大川功社長から強烈に影響を受けた。
大川功社長は、私の最も尊敬する人物のひとりだ。
当時、CSKには「大川教」があるとも言われ、大部分の社員は良くも悪くもその大川教に洗脳されていた。
CSKの社内試験では、毎回のように大川語録が出題されていたほどだ。
大川社長の言葉を覚えていないと出世もできないというわけだ。
おそらく、そのころCSKにいた人間は、今でも大川語録を覚えていると思う。
他にも印象的な大川語録はいくつもあるので、ぜひgoogleなどで検索してみてはいかが?
インクリボンの営業活動が始まった。
これはまさに啓蒙活動であり、ある意味では布教活動のようだった。
まず、ユーザー自身がインクリボンはメーカー純正品を使わなければならないものと思い込んでいた。
そもそも、メーカー純正品以外のものが存在することもユーザーは知らなかった。
また、ユーザーはメーカー純正品を使うように、メーカーから教育されていた。(ある意味では洗脳されていた)
プリンターマニュアルにもメーカー純正品しか使えないと書いてあるし、メンテナンスの人からはメーカー純正品以外を使用すると保証対象外だと脅されていた。
正しいこと、当たり前のことがユーザーに伝わっていない。
これはなんとかしなければいけない。
ユーザーがメーカーの呪縛から解放されるよう、誰かが導かないといけない・・・
「考えてもみて下さい。」
「単なるプラスチックのカセットに、インクのしみこんだ布地が巻いてあるだけのものがそんなに高いわけがないじゃないですか!」
「消耗品なんだから、ブランド品である必要はありません。」
「使えればいいんですよ。機能さえ備えていればいいんですよ。」
「所詮プリンターにセットしてフタして使うものだから、ブランドにこだわる必要は全くないですよ。」
「ルイヴィトンとかシャネルならいざ知らず、インクリボンにカッコいいとか、かわいいとか、デザインがいいとかは、関係ありませんから」
「プリンターが壊れたらどうするんだ、とご心配のようですが、布地にインクがしみこんだものをプリンターヘッドがたたくだけのものです。プリンターが壊れるわけがありません。」
理解してくれる人もいたが、大多数の人は理解してくれなかった。
でも、地道に活動を続ければ、きっと道が開けるという確信が私にはあった。
そして、少しずつ、少しずつ、マーケットの扉が開いていった・・・・
インクリボンは高すぎる。
ぼったくりじゃないか。
これじゃユーザーが一方的に不利じゃないか!
つまり、こういうことだ。
◇プリンターメーカーはプリンターごとに、形の違うインクリボンを設計する。
↓
◇プリンターメーカーはそのインクリボンにブランドをつけて販売する。(これをメーカー純正品という)
↓
◇メーカー純正品のインクリボンはメーカーまたはメーカーの正規代理店でないと買うことができない。
↓
◇メーカー純正品はメチャクチャ高い価格設定で、決して安く売られることはない。
↓
◇メーカーは販売店に対して、ユーザーに安く売らないよう強烈に指導する。
↓
◇そんなカラクリがあるとは知らず、ユーザーはプリンターを買う。
↓
◇ユーザーはプリンターを買ったあとで、インクリボン選ぼうにも選択肢がないことに気づく。
↓
◇ユーザーはメーカー純正品をメチャクチャ高い値段で買うしか方法がない。
↓
◇メーカーは優先的・独占的地位を利用して、膨大な利益を得る。
↓
◇ユーザーは立場が弱く、一方的に不利益を蒙る。
これをメーカーの陰謀と言わずして、なんと言おうか。
CSK機器販売事業部のオリエンテーションに参加した私は、「サプライセンター」がこのようなカラクリをもつインクリボンを、ドイツから格安に輸入して販売するという話を聞いて、
これだ!
商売としても儲かるし、お客様も大喜びのはずだ。
−−稲盛 和夫
就職したCSK機器販売事業部のオリエンテーションは、所属の各部門がそれぞれの事業の紹介をするというものだった。
大学時代にパイトをしていたPCショップ部門の紹介、PC外販部門の紹介、半導体販売部門の紹介などがあった。
私はバイトをしていた流れからPCショップに配属されそうな雲行きだったが、営業職を希望していたのでショップ店員にはなりたくなかった。
一つの部門である「サプライセンター」の紹介が始まった。
サプライとはコンピュータの消耗品のことらしい。
その中でもプリンターの消耗品であるインクリボンが有望だという。
今はコンピュータは家庭にも普及し、一人一台の時代だが、当時コンピュータはメインフレーム(大型コンピュータ)全盛時代で、そこそこの大企業でないと買えないものだった。
同時にプリンターも高額商品で、その消耗品であるインクリボンも高価なものだった。
また、コンピュータを操作する人も限られていて、ごく一部の専門家しか操作することはできず、変な使い方をしてコンピュータを壊すわけにもいかないので、皆IBMやNEC,富士通などのコンピュータメーカーの言う通りに取り扱っていた。
つまり、ユーザーはコンピュータメーカーの言いなりになっていた。
−−レイ・クロック
〜Ecology,Economy & E-business〜 |
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