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2008年02月13日

水温がすぐ上がる車を乗り続けるとどうなるか 〜中古車回想録(7)

その頃、愛車ブルーバードUはかなりくたびれてきていた。

少し走るとすぐ水温計の針が上昇するのだ。
ラジエーターに穴が開いて、水が漏れているらしい。

修理に出すと高くつくので、ラジエーターの穴をふさぐ機能があるという、怪しげな添加剤を入れてだましだまし乗っていた。
だが、やはり安物の添加剤ではラジエーターが直るはずもなかった。

放っておくとまずいので、私はラジエーターへの補給用として、牛乳パックに水を入れて車に積むことにした。

長距離は走れないが、チョイ乗りならさほど問題はない。
ラジエータの水がなくなる前に、牛乳パックから水を補給すればいいのだ。

だが、車を止めてすぐにラジエーターキャップを開けるのは大変危険だった。
沸騰したお湯が噴き出すのだ。
でもそれも、慣れればどうってことはなかった。

ある日、私はいつもより少し長い距離を走っていた。
ラジエーターの水を補給しなければならないことはわかっていたが、目的地まではあと少しの距離だった。
なんせその日はラジエーター修理のために、車屋に向かっていたのだ。
修理に行くのだから、少々無理しても大丈夫だろう・・

水を補給するとなると、またラジエーターのキャップを開けなければならない。
そうすると、火山のように沸騰したお湯が噴き出す。
これって結構怖いので、もう少しのことだ、大丈夫だろう、と思ってそのまま車を走らせていた。

目的地は日野市豊田の日産ディーラーだった。
そして日産まであと1キロくらいになったときのこと。

エンジンがカクカク言いはじめた。
水温が上がった時のいつもの音だ。
結構ヤバイが、車屋はもう目と鼻の先だ。

私はそのまま車を走らせた。

あと数百メートル。
ボンネットのすきまから煙が出てきた。

ヤバイ!

あと百メートル。

そのまま行ってしまえ!

到着した。
だが、車からはすごい煙。
あまりの煙に日産の人が数人飛び出てきた。

すぐにボンネットを開けた。
あたり一面水蒸気だらけになった。
ものすごい煙。

見てもらったところ、ラジエーターはすっからかんだった。
やってしまった。
エンジンを冷却するラジエーターの水がないのにそのまま走らせたので、高温でエンジンがいかれてしまったらしい。

エンジンのオーバーホール(修理)は、学生の私にはあまりにも高額だった。
愛車ブルーバードUは、泣く泣く廃車に追い込まれてしまった。

哀れなブルーバードUよ。
車をなくした帰り道は、あまりにも寂しく、遠かった。
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