ミャンマー人介護技能実習生に介護福祉士の先生から介護とは・介護士の一日・心構えを講義していただきました
「夢をぜひ自分の手でつかんでほしい」
経営するミャンマー第2の都市マンダレーの介護学校で介護士を目指す実習生たちに向けて、奥野先生に2時間半の臨場感あふれる介護授業をしていただきました!
「介護とは?」から介護士の一日、介護士としての心構えなどをDVDを交えて教えていただき、その後生徒との質疑応答。緊張をほぐすために飲み物とお菓子も準備。皆熱心にメモを取り、食い入るように講義に聞き入っていました。
・介護の仕事は利用者の皆様の命に関わる仕事です。
・単なる出稼ぎ感覚では務まりません。利用者のために、という気持ちが必要です。
・施設によっては座る暇もないくらい忙しい仕事です。
・利用者と会話をしながら介助を行いますので日本語の習得が何よりも大切です。
・日本とミャンマーの文化と習慣の違いを理解し、身につけましょう。(きれいにする・あいさつ・時間を守る・てきぱき仕事をする・厳しい口調にも慣れ る)
・これから介護施設の経営者様が続々と訪れますが、あいさつと日本語習得が大切です。そしてスマイルを忘れずに。
・普段からDVDで介護の勉強をして介護士として日本で働く決意と技術を身に着けてください。
・日本語能力試験N3取得まで頑張って勉強してください。
・日本語力と介護技術が高くなれば、5年実習の道も開かれます。
・さらにN2を取得して介護福祉士国家試験に受かれば、その後もずっと日本で働ける道が開かれます。自分のため、家族のために頑張って日本語を勉強してください。
20歳そこそこの女性が多く、体が華奢で一見少女のように見えますが、皆さん実はとてもしっかりした考え方を持っていて、頑張って勉強して日本に行こうという強い意志が感じられました。
女子寮を訪問した時に、ちょうど入校したばかりの生徒の両親も来られていました。両親と家族の期待を一身に背負っている生徒たちにに心からエールを送りたいと思います。
「つらいこと苦しいこともあるかも知れないけども、自分の人生は自分で切り拓くもの。ぜひ乗り越えて夢と幸せを自分の手でつかんでほしい」
三重の田舎から大志を抱いて上京した自分の姿と生徒たちの姿が重なり、思わず目頭が熱くなりました。