ある日、エムエスシーの宗廣社長から電話があった。
急ぎで会いたいというのだ。
長いつきあいでもあるし、ご無沙汰もしていたので早速大阪まで飛んだ。
話はこうだった。
「インクカートリッジのリサイクル事業を一緒にやりませんか?」
ピンと来た。
スリーイーグループは1990年の創業以来、トナーカートリッジリサイクルのパイオニアとして活動をして来たが、インクカートリッジのリサイクルには手を出していなかった。
なぜそれまでインクカートリッジのリサイクルをやらなかったかというと、それは
(1)マーケットの違い と
(2)単価の違い そして
(3)純正メーカーの激しい抵抗・攻撃が予想された
からだ。