就職したCSK機器販売事業部のオリエンテーションは、所属の各部門がそれぞれの事業の紹介をするというものだった。
大学時代にパイトをしていたPCショップ部門の紹介、PC外販部門の紹介、半導体販売部門の紹介などがあった。
私はバイトをしていた流れからPCショップに配属されそうな雲行きだったが、営業職を希望していたのでショップ店員にはなりたくなかった。
一つの部門である「サプライセンター」の紹介が始まった。
サプライとはコンピュータの消耗品のことらしい。
その中でもプリンターの消耗品であるインクリボンが有望だという。
今はコンピュータは家庭にも普及し、一人一台の時代だが、当時コンピュータはメインフレーム(大型コンピュータ)全盛時代で、そこそこの大企業でないと買えないものだった。
同時にプリンターも高額商品で、その消耗品であるインクリボンも高価なものだった。
また、コンピュータを操作する人も限られていて、ごく一部の専門家しか操作することはできず、変な使い方をしてコンピュータを壊すわけにもいかないので、皆IBMやNEC,富士通などのコンピュータメーカーの言う通りに取り扱っていた。
つまり、ユーザーはコンピュータメーカーの言いなりになっていた。
そんな状況の中、インクリボンは実に異常な販売方法がとられていた。
インクリボンとは一般にカートリッジ式のもので、プラスチックのケースの中に、インクのしみこんだ布地のリボンがぐるぐると連続して収納されているだけのものだ。
どう見ても500円か1,000円くらいのコストで作れそうなものだったが、メチャクチャ高い価格設定になっていた。
平気で10,000円とかで売られていたのだ。
インクリボンは高すぎる。
ぼったくりじゃないか。
これじゃユーザーが一方的に不利じゃないか!
そう思った。
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2007年02月14日
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