インクリボンの営業活動が始まった。
これはまさに啓蒙活動であり、ある意味では布教活動のようだった。
まず、ユーザー自身がインクリボンはメーカー純正品を使わなければならないものと思い込んでいた。
そもそも、メーカー純正品以外のものが存在することもユーザーは知らなかった。
また、ユーザーはメーカー純正品を使うように、メーカーから教育されていた。(ある意味では洗脳されていた)
プリンターマニュアルにもメーカー純正品しか使えないと書いてあるし、メンテナンスの人からはメーカー純正品以外を使用すると保証対象外だと脅されていた。
正しいこと、当たり前のことがユーザーに伝わっていない。
これはなんとかしなければいけない。
ユーザーがメーカーの呪縛から解放されるよう、誰かが導かないといけない・・・
「考えてもみて下さい。」
「単なるプラスチックのカセットに、インクのしみこんだ布地が巻いてあるだけのものがそんなに高いわけがないじゃないですか!」
「消耗品なんだから、ブランド品である必要はありません。」
「使えればいいんですよ。機能さえ備えていればいいんですよ。」
「所詮プリンターにセットしてフタして使うものだから、ブランドにこだわる必要は全くないですよ。」
「ルイヴィトンとかシャネルならいざ知らず、インクリボンにカッコいいとか、かわいいとか、デザインがいいとかは、関係ありませんから」
「プリンターが壊れたらどうするんだ、とご心配のようですが、布地にインクがしみこんだものをプリンターヘッドがたたくだけのものです。プリンターが壊れるわけがありません。」
理解してくれる人もいたが、大多数の人は理解してくれなかった。
でも、地道に活動を続ければ、きっと道が開けるという確信が私にはあった。
そして、少しずつ、少しずつ、マーケットの扉が開いていった・・・・
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2007年02月20日
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