スイミング
水泳を始めて半年になる。
平泳ぎは昔から得意だったが、クロールは苦手だった。
半年前に水泳を始めたときは、クロールは40メートルくらいしか泳げなかったが、それを毎回20メートルずつ距離を伸ばしていった。
今は週3〜5日、クロールで1キロを休みなしで泳いでいる。
1キロを泳ぐには私の筋力では22分〜23分かかる。
1キロを泳ぐのは平気になってきたが、さすがにこれ以上の時間を水泳に費やすのはできない。
だから、ずっと泳ぐ距離は1キロだ。
さて、水泳は単に体を鍛えるため、健康維持のためだけでなく、泳いでいる間リラックスできるというところが気に入っている。
まず、水の中ではピュアな気持ちになれる。
人間は母親の羊水の中から生まれて来るので、水に浸ると安心できるのだろう。
昔ダイビングをやっていたが、ダイビングではきれいな海と魚を眺めるのが楽しいが、本当の醍醐味は、海の中で完全に現実世界を忘れられる、というところにあると思う。
水の中では邪念を忘れ、一種の瞑想状態になれるというわけだ。
水泳中は、酸素が不足することも瞑想状態になれる理由だと思う。
体力の限界に挑戦しながら泳いでいると、酸素が不足する。
酸素が不足してくると脳の働きが弱くなり、何か考えようとしても考えられなくなる。
これが一種の瞑想状態を作り出しているのではないか。
一度瞑想状態に自分を置いた後は、頭がかなりすっきりする。
すっきりした頭は、感性を鋭くする。
直感が働き、活力が湧いてくる。
肉体的な健康維持だけでなく、精神的な健康維持という意味でも水泳を続けていきたいと思う。