エコリカの社会貢献をわかりやすい形で実現する方法はないものか・・・
スリーイーグループは平成13年10月に国際環境規格ISO14001を全社で認証取得したが、その過程で世界最大の自然保護団体であるWWFへの寄付活動を始めていた関係で、エコリカにWWFへの貢献を提案した。
WWFは1961年にアフリカの野生生物を危機から救うために、自然保護のための資金を集める国際組織としてスイスに設立されたNGO(非政府組織)である。
WWFは各国の環境保護団体と連携しながら、「野生動物保護」「森林保護」そして「地球温暖化対策」の活動を行っている。
エコリカはインクカートリッジのリユース・リサイクルの普及を推進するとともに、確固たる社会貢献をしたいと強く望んでいた。
WWFは、その社会性から見ても活動内容から見ても、エコリカが支持し、寄付を行うのに申し分のないNGOであった。
そしてエコリカは、WWFの趣旨に賛同した上で、自分たちの活動がインクカートリッジの分野にどどまらず、広く世界に役立てていこうとの思いから、設立当初からWWFへの寄付を開始した。
再利用されたリサイクルインク・リサイクルトナーについて、WWFの活動資金としてエコリカ製品の販売1個につき1円を寄付するというものだ。
この寄付活動はエコリカ設立以来継続して実施されており、当初の寄付額は多くはなかったが、その後のエコリカの普及により、今ではかなりの額の寄付が行われている。
『小さいことからはじめよう』
宗廣社長と私が二人で思い立ったインクカートリッジリサイクルの活動は、ごく小さな一歩から始まったが、今では大きな、そして確かなムーブメントになりつつある。