ヨドバシカメラがエコリカの導入に踏み切ったことで、世の中が変わった。
インクカートリッジは、トナーカートリッジとは違って一般消費者向け商品に位置づけられ、家電量販店がその大部分を販売している。
通常、家電量販店は売り上げのかなりの部分を家電製品やパソコン、周辺機器に依存しているので、それらのメーカーがいやがることはやりにくい。
エコリカを販売することは大変いいことだし、地球環境にも貢献できてお客様も喜ぶのはわかってはいるが、キャノン・エプソンなどのメーカーの手前、当初はなかなかエコリカの導入を決断できる家電量販店は少なかった。
そんな中で、ヨドバシカメラはさすがだった。
エコリカの趣旨に全面的に賛同してくれて、真っ先にエコリカ回収ボックスを全店の店頭に大量に設置してくれた。
そして一気に全店のインクカートリッジコーナーに大々的にエコリカを陳列してくれた。
メーカーの意向を尊重しながらも、消費者のためにやるべきことは決断し実行する・・・
その姿は全く正当であり、実に勇敢で、エコリカにとって大変にありがたいものだった。
ヨドバシカメラの家電量販業界における存在感は大きく、バイヤーさん達は定期的にヨドバシカメラの店頭を訪れている。
そしてヨドバシカメラの店頭でエコリカが大々的に陳列されている事実に衝撃を受けた他の家電量販店のバイヤーさん達は、次々に自社の店頭へのエコリカ導入に踏み切った。
エコリカの普及に弾みをつけたのは、ヨドバシカメラだといっても過言ではない。