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設立当初から一応ではあるが、コンピュータで販売・仕入・在庫の管理を始めた。
 
導入したのは、PCA社の商魂・商管というパッケージソフトだった。
パソコンはNEC PC9801を一台買ってワイヤドットインパクトプリンターを一台つないだ。
それでも当時の零細企業としてはかなり思い切ったシステム投資だったと思う。
 
当初からパソコンを導入して良かったことは、
○多品種のインクリボンの在庫管理がかなり正確にできたこと
○お客様からの在庫問い合わせに対して、コンピュータ検索で倉庫の実在庫が即答できたこと。
 (但しきちんと伝票入力していない場合は在庫が合わなかったが)
○お客様への納品書・請求書発行が省力化できたこと
○仕入先への発注管理、支払管理が正確にできたこと
○結果「仕入先には絶対に遅れず支払いを正確に行う」ことが実現でき、企業としての信用を得られたこと
などだ。
 
しかし反面、問題点もあった。
それは見積管理がパッケージソフトの機能に入っていなかったことだ。
営業方針としてお客様の要望には何でも応えていたので、見積書の枚数が日に日に増えていった。
それと同時に仕入先からの見積書もどんどん増えていった。
取引が多い得意先になると、発行した見積書が数百枚になった。
仕入先からの見積書は多いところで千枚を超えた。
これらが全部手書き発行で、かつ紙ベースでファイリングするしかなかった。
 
そうするとどんなことが起こるか。
 
元来取扱商品の単価があまり高くないので、注文が来てもそんなに利益があるものではない。
またプリンター消耗品の販売なので、見積もってから半年経ってやっとインクリボンが薄くなって注文が来たりする。
そうなると、お客様から注文が来たときに「さていくらで見積もったのかな?」と見積書のファイルを延々と探すことになる。
1時間以上探してやっと販売単価がわかったりする。
ところがこれだけでは済まない。
次はこの商品の仕入先を思い出さなければならない。
またさらに1時間以上探してやっと仕入先と仕入単価がわかり、やっと注文ができる。
だが、それだけ労力をかけても利益は数百円しかない・・・
 
こんなことを毎日のように繰り返していた。
こんなに手間がかかるのではやってられない。
業務に忙殺されて早晩行き詰るのは目に見えていた。
私は見積管理のコンピュータ化の必要性を痛切に感じた。
 
このことがその後の大きなシステム投資と、それに続く3つ目のEであるE-business(電子商取引の推進)へとつながっていく。
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