2007-04-10
ここからは、スリーイーグループの経営理念、3つのEの一つである『Ecology(環境保護)』はなぜできたのかを説明します。
『Ecology(環境保護)』との出会いはトナーカートリッジから始まりました。
プリンターはテクノロジーの進化とともに、ワイヤドットインパクトプリンターの時代からレーザープリンターへと変化していきました。
それに伴い、販売の比重はインクリボンからやがてトナーカートリッジに変わっていきました。
ところがそのトナーカートリッジには「環境破壊性」という大きな問題点があったのです・・・
【1】黒い粉、トナーはやっかい者
レーザープリンターは、トナーという黒い粉を紙の上に転写して文字を写し出す機械です。トナーは印刷機で言えばインクにあたります。
レーザープリンターで印刷をすると、そのたびにトナーが消耗していくというしくみです。
トナーはとても細かい粉末で、この取り扱いが実にやっかいなシロモノです。
例えば古いタイプのコピー機ですと、トナーが切れたときはユーザーが自分でトナーをボトルからコピー機の中に注入する必要がありました。
経験がある方もいらっしゃると思いますが、これをやると必ずといっていいほどトナーの黒い粉で手が汚れます。大切な服が汚れてしまうことも多いです。空気中にトナーが舞い上がり、息が苦しくなることもあります。ちょっとミスをすると床にトナーがこぼれて大変なことになります。上司に怒られてしまうかもしれません・・・
トナーという黒い粉はこれほどやっかいなもので、カートリッジ式のトナーが誕生するまでは、みんなの頭を悩ませていました。