2007-04-06
 3人兄弟、男ばっかりの三男として生まれた。
 長男とは5つ違い、次男とは2つ違いで両親が共働きだったので、子供の頃は兄達にこっぴどくやられた。
  
 小さい頃は2歳、5歳違いといってもかなりの体格差だ。
 だからけんかになったら、到底兄達にはかなわなかった。
 親が働いている間にけんかになると、全く勝ち目はなかった。
 押さえつけられたりした時は全く抵抗ができなかった。
 幼い自分の心理としては、何度か「殺される!」と感じた。
 当時は、大きくなったらきっと仕返しをしてやる!
 と本気で考えていたものだ。
  
 両親は郵便局員だったので、毎日帰宅が早かった。
 5時半にはもう家に帰ってきていたように思う。
 だから晩ごはんの食卓には、常に家族全員がそろっていた。
 父も母も温厚で、今を思えばすばらしい環境で育てられたと思う。
  
 だが小さい頃は、昼間両親がいなくて淋しい思いをしていた。
 ある時そんな思いが高じて「共働きをやめて欲しい」と両親に発言してしまった。
 両親は貧しい中から必死で共働きをして家族を支えていたのに、なんてひどい発言をしてしまったのかと今も悔やんでいる。
 