2007-09-20

先日、「週刊こどもニュース」のお父さん役で有名な、池上彰さんの講演を聞く機会があった。
いくつかの国で使われている世界地図を広げながら、その微妙な違いから、それぞれの国の立場や政策、世界観を解説していただいた。
さまざまな意味で目から鱗が落ちる思いがしたので、いくつかご紹介しよう。
■日本の世界地図
日本が中心にある。
アメリカは右に、ヨーロッパは左に位置している。
子供の頃から使い慣れたいつもの世界地図だ。
■イギリスの世界地図
今度はイギリスが中心にある。
イギリスから見ると、東とはインドを指している。
昔、インドが植民地だったからだ。
だから、インドよりさらに東にある日本は、極東と呼ばれるのだ。
インドより西にあるイラン・イラクなどは中東と呼ばれる。
東よりも真ん中よりだからだ。
■アメリカの世界地図
アメリカが中心にある。
世界経済の3割を担うアメリカ。
そのアメリカ人は、当然アメリカを世界の中心として考えている。
日本から見るより、ヨーロッパは意外なほどアメリカに近いことがわかる。
欧州経済がアメリカに強く影響されるのも、この世界地図を見るとうなずける。
(次回予告)
■イランの世界地図
■ヨルダンの世界地図
■台湾の世界地図
■中国の世界地図
■韓国の世界地図
■北朝鮮の地図
・
・
・