2008-01-23
その日ブルーバードUはアクセルの調子が悪かった。
踏み込む時に、カクカクするのだ。
途中でつっかえている感じだった。
ま、でも走るからいいか・・・
と始めは気にしていなかった。
前方の信号が赤になった。
止まろうとした。
だがブレーキのキキが悪い。
あれ、おかしいぞ・・・
そのときはブレーキを思いっきり踏み、なおかつサイドブレーキも使ってなんとか止まることができた。
危なかった。
そして止まってから、気づいた。
アクセルが踏み込んだままになっている!
アクセルが戻らなくなったのだ。
これは困った。
弾みをつけたらどうだろうか・・・
するとアクセルが戻ってくれた。
アクセルを戻したい場合は、一度少しアクセルを踏んで弾みをつければ戻ってくれることがこれでわかった。
さすがの私も、戻らないアクセルには閉口した。
止まる時に、一度アクセルを踏まないといけないのだ。
相当冷静でないとこれは難しい。
でも私は修理が嫌いだった。
なんとか修理せずに乗ろうとがんばった。
教習所でポンピングブレーキとやらを習ったことがあると思う。
結構難しいものだ。
ブレーキを踏みたいのに、何度かブレーキをゆるめなければならないからだ。
だが、アクセルが戻らないブルーバードUは、ポンピングブレーキよりもさらに難関だった。
止まる前に一度アクセルを踏むこと自体、頭も体も、どうしても受け付けてくれないのだ。
数日間、そのまま乗っていたが、あまりにも無理があった。
危険すぎた。
結局泣く泣く修理に出した。