2008-02-06
 社員はその職階に関係なく、企業が抱える問題の解決策を握っている。
 ──カルロス・ゴーン
ミシュランタイヤで幹部候補生であったゴーンは、自ら製造部門への配属を希望し、現場でしかわからないさまざまな知識と経験を身につけていった。
 そしてゴーンはこのときの現場経験から、現場を重視するようになった。
 現場ではいろんなことが起こっている。
 商品が動くのもの現場、お客様と直接接点があるのも現場。
 さらに競合他社の動向が見えるのも現場だ。
 つまり現場の人間が会社の現実を映し出しているわけだ。
 だから、会社の本当の姿として把握するためには、直接現場とコミュニケーションをとらなければならない。