2008-03-12
神様、ごめん。
神様、ありがとう。
自分自身を高めようとするなら、日々の判断や行為がはたして
「人間として正しいものであるかどうか。奢りや高ぶりがないかどうか」
を常に謙虚に厳しく反省し、自らを戒めていかねばなりません。
本来の自分にたち返って、
「そんな汚いことはするな」、
「そんな卑怯な振る舞いはするな」
と反省を繰り返していると、間違いをしなくなるのです。
忙しい日々をおくっている私たちは、つい自分を見失いがちですが、そうならないためにも、意識して反省する習慣をつけなければなりません。
そうすることによって、自分の欠点を直し、自らを高めることができるのです。
──稲盛 和夫
京セラ創業者、盛和塾 稲盛塾長は、毎朝洗面をするときと就寝前に必ず反省をしておられる。
その方法とは・・・
ちょっと威張ってしまった日、調子のいい事を言ってしまった日に「神様、ごめん」と声を出す。
またそれは、「神様、ありがとう」にもなる。
これは、「先ほどの態度はごめんなさい。どうか私を許してください。
それから、私に悪いことをしたと気づかせてくれてありがとう」という気持ちである。
毎日「反省」をしなければ、人の心は利己で埋め尽くされてしまう。
だから一日に少しだけでも、心を落ち着かせて反省する時間が必要である。