2008-05-01
誠は天の道なり。
これを誠にするは人の道なり。
──『中庸』より
人は本来「誠」を持って生まれてくる。
本来、善なるものとして生まれてくる。
しかし、外界に触れ、本能を身にまとうにつれ、やがて私利私欲があふれ出てくる。
これを放置すると、社会に悪影響をもたらすモンスターと化してしまう。
私たちは自分をコントロールしなければならない。
理性で利己の心を抑え、善なる行いを心がけなければならない。
しかし、これは簡単なことではない。
常に利他を心がけ、日々自分の行いを反省し、心を高める努力をしなければならない。
生きるということは、「人の道」を歩むために努力し続けるということにほかならないのだ。