前をのみ見つめながら歩く。
登っていく坂の上の青い天に、
もし、一朶(いちだ)の白い雲が輝いているとすれば、
それのみを見つめて坂をのぼってゆくだろう。
──司馬遼太郎「坂の上の雲」より
人々から情熱が失われ、
社会からモラルが消え、
さらには国家から理想が失われつつある昨今、
高邁な考え方や人間としてのあり方、
つまり「坂の上の雲」をひたすらに追い求め、
今後も研鑽を積んでいくならば、
企業としての業績の向上はもちろんのこと、
我々一人ひとりも
限りない魂の成長を果たすことができるに違いないと思います。
──伊藤謙介
心を高める努力をしよう、それは、理想なのかもしれない。
きれいごと過ぎるのかもしれない。
過去の自分を知る人からすれば、
チャンチャラおかしい、絵空事なのかもしれない。
しかし、少しでもましな人間になろう、
昨日よりは少しでも成長しよう、
心を立派にしよう、
心を高める努力をしよう、
そう心がけることが大切だと信じている。
そして、いつもそう心がけていることが、
一企業としても、正しい道を歩むことができ、
従業員全員を幸福に導き、
取引先や社会への貢献にもつながるのだと確信している。