【年頭にあたり、経営の原点12ヶ条の実践を決意します】
■第六条.値決めは経営〜値決めはトップの仕事、お客様も喜び自分も儲かるポイントは一点である
「値決めとはお客様も喜び、我々も儲かる最高の価格をピンポイントで決めることである。その一点を見抜くためには、心血を注いでお客様と値段の交渉をしなければならない。営業が何の知恵も働かさず、お客様にただ言われるまま、他社より安い値段を提示して注文を取ってくるということでは、経営は成り立ちません」
売りたい気持ちはわからなくはありませんが、「値決めは経営」を無視して単なる安売りに走るケースが社内で見られるようになってきました。これはとてもよろしくない傾向です。
いくら不景気であっても、いくらデフレ経済であっても、どんなに価格競争が熾烈を極めても、私たちは「値決めは経営」を忘れてはなりません。
量と利幅の積が極大化するように、心血を注いでお客様と値段の交渉することが必要です。お客様と向き合うことを避け、安逸に逃れてはなりません。
私たちは自動販売機ではありません。お客様に対峙し、人間と人間との生身のお付き合いをして、私たちの真心を理解していただかなければなりません。
そのためには、自社の商品とサービスにもっともっと磨きをかける必要があります。お客様の声を聞き、創意工夫を重ねて、お客様がもう一度私たちを選んでくださるよう、私たちがお客さまにとってなくてはならない存在になるように、必死で商品とサービスを向上させる必要があります。
価格ではない、価格以上の価値を生み出せるように、そして安易な値決めに陥らないよう、今一度徹底していきたいと思います。