『値決めは経営』
■「経営の死命を制するのは値決めです」
「自分の製品の価値を正確に認識した上で、量と利幅との積が極大値になる一点を求めることです」
「その点はまた、お客様にとってもスリーイーグループにとっても、ともにハッピーである値でなければなりません」
「この一点を求めて値決めは熟慮を重ねて行わなければならないのです」
「営業にも技術が必要なはずだ。それは『この値段なら結構です』とお客さんが喜んで買ってくれる値段、しかもその一番高いところを見抜く知恵、技術なのだ」
「その一点を見抜くためには、心血を注いでお客様と値段の交渉をしなければならない」
「営業が何の知恵も働かさず、お客さんにただ言われるまま、他社よりも安い値段を提示して注文を取ってくるということでは、経営は成り立ちません」
さきほど、スリーイーグループのフィロソフィ、「粗利最大、経費最小」を「売上最大、経費最小」に変更する旨を書きました。
繰り返しになりますが、「利益を追うのではない。利益は後からついてくる」のです。
薄利の売上を作らないようにするには「値決め」を心血を注いで正しく行う。その正しい値決めをやっていることを前提として、「売上最大」を目指す。これが経営の原点12ヶ条の正しい実践なのです。
売上を最大にすることと、値決めを両立させるのです。値決めを正しく行い、その上で売上を最大にするのです。
利益は追い求めるのではないのです。利益は売上最大、経費最小と、正しい値決めを同時に追い求めた結果として出てくるものなのです。