・エコノミーとエコロジーを実現
高すぎるインクカートリッジ。それをどうにかもっと安くユーザーに提供できないか。これが私たちスリーイーグループの3つの「E」の一つ、「エコノミー」です。
限りある資源を使い捨てにしているインクカートリッジ。もっと地球環境にやさしくできないのか。これも3つの「E」の一つ、「エコロジー」です。
このエコノミーとエコロジーを実現したのがエコリカリサイクルインクです。
インクカートリッジが高すぎて困っている人たちを助けてあげる。そして、使い捨てにされているインクカートリッジを回収し、再利用し地球環境に貢献する。それがエコリ
カの事業です。
しかし、たったこれだけのことなのに、9年前までは行われていなかったのです。
・プリンターメーカーの妨害行為
私たちがエコリカを始める9年前までは、インクカートリッジは純正品しか売られていませんでした。
インクジェットプリンターを使う人はたくさんいます。そのたくさんの人たち全員が、9年前でインクカートリッジが高すぎて困っていたのです。
では、なぜ純正のインクカートリッジしかなかったのでしょうか。
実際は10年以上前にも、何社かが純正品でない安いインクカートリッジを売ろうとしました。しかしどこもがことごとく敗れ去っていったのです。
なぜでしょうか。それはこういうことが起こったのです。
ある会社があるメーカー用の汎用インクカートリッジ(新品だが純正品でないインクカートリッジ)をある家電量販店の店頭で売り始めたことがありました。しかし、すぐに妨害が入りました。
プリンターメーカーがお店にやってきて店長をつかまえ、汎用インクを指さして、「店長、あなたはなんてものを売っているんだ!こんなことをしてもいいと思っているのか!プリンターをもう売らせてやらないぞ!」と言って帰ったのです。
家電量販店が有名メーカーのプリンターを売れなくなったら死活問題です。店長はビビって、すぐにその汎用インクを撤去してしまいました。
他のメーカーが別の汎用インクをつくっても同様でした。プリンターメーカーは店頭に純正品でないインクが並ぶと、都度店長や会社に圧力を掛けてその独占を維持していたのです。
(つづく)