◇仲間の幸せをつくる
私たちの経営理念の副題には、「みんなでみんなを幸せにし続ける。私は私以外の全従業員を幸せにし続ける。」とあります。
私たちは仲間として、同じ志を持つ同志として、みんなでみんなを幸せにしていきます。自分自身の幸せは仲間の幸せを願うことから始まります。私たちには自分以外の仲間全員を幸せにしようという考え方が根付いています。
例えば、営業職になったとしましょう。今の季節はそうつらくはありませんが、これが夏になると外回りの営業はつらいものです。一生懸命営業活動していると汗が吹き出し、頭がクラクラしてきます。冬の営業は寒風吹きすさぶ中、手足を凍らせながら歩かなければなりません。雨の日はずぶ濡れになっても歩き続けなければなりません。
また、お客様を獲得することは容易ではありません。何十件、何百件と断られることもあります。どんなに誠心誠意がんばっても、お客様から罵倒されることもあります。
普通なら、こんなことやってられない、と思うものです。お客様と向きあうと、なにかと理不尽なことも起こります。もう我慢できない、と思うこともしばしばでしょう。そんな時、仲間のことを思うのです。
「自分は選ばれて営業職になったのだ。会社では自分の営業成果を期待している仲間が待っている。仲間が親を待つ小鳥のように、口を開けて待っている。つらい、苦しいなどとは言っていられない。仲間のためにがんばろう!」
こう思うのです。
仲間とともに、みんなで幸せになる。みんなで一つの目標に向かって頑張る。仲間の幸せを願って頑張る。これが「全従業員の幸福を追求する」「みんなでみんなを幸せにし続ける」ということです。
(つづく)