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牛乳配送では一番年下の新米だったので、一番ボロいトラックを乗らされた。
それはおそらく15年くらい使っている年代物のトラックだった。
 
加速が悪かったり、サスペンションがふにゃふにゃでカーブを曲がる時に横転しそうになったりしてとても恐ろしい思いをしたが、それらはまだ序の口。
ほかにもうひとつ、そのトラックには致命的な欠陥があった。
ブレーキのキキが悪かったのだ。
 
普通にブレーキを踏むと「キーッ」とばかりに音だけはするが、あまり利かない。
思うように止まるにはポンピングブレーキを踏む必要があった。
 
ある日のこと、配達を終えて甲州街道を下り、桜上水にさしかかったときのことだ。
 
私ははるか前方に左折しようとしているタクシーを見つけた。
今はあるかどうかわからないが、当時桜上水には車一台がギリギリ通れるような幅でポールが2本わざわざ立ててある小道があり、甲州街道を左折する部分にそのポールが立っていた。
車一台がギリギリ通れる幅なので、そこを通るにはかなり減速してポール2本に対して直角になるように通過しなければならない。
わたしが前方に見つけたタクシーは、まさにそのポールをゆっくりと通過しようとしていた。
 
わたしは、まさかそのタクシーがなかなか曲がってくれないとは思わなかったので、そのタクシーに向かってスピードを落とさずに近づいていった。
しかし何秒経過してもそのタクシーはなかなか進んでくれない。
あれ、まさか・・・
 
数十メートルの距離に接近して、初めてわたしはブレーキを踏んだ。
「キーッ」
いつものブレーキ音がしたが、ブレーキが利かない。
焦った。
焦って平常心を失ってしまった。
いつもなら踏む、ポンピングブレーキを忘れていた。
 
「まさか、止まらないってことはないよな」
自問自答しながら、ブレーキを踏み続けた。
だがオンボロトラックは止まってくれなかった。
 
ドッカーン。
追突してしまったのだ。
 
相手がタクシーだと、こういった場合タクシー会社の「事故係」というプロフェッショナルが出てきて厳しくやられてしまう。
学生の私はなすすべもなく、いいようにしてやられてしまった。
休業補償だのなんだかんだで、トラックの保険でおりる金額以外に自腹で17万も払わされるハメになってしまったのだ。
 
恐るべし、整備不良トラック。
コミュニケーションで一番重要なのは、言葉以外のメッセージを聞くことである。

−−ピーター・ドラッカー

人とじっくり話し合う前に、3分の1の時間を自分自身と、自分がこれから言おうとしていることについて考え、残りの3分の2は相手と、相手が言おうとしていることについて考えよ。

−−エイブラハム・リンカーン

 
 
ついつい人の話を途中でさえぎって、自分を主張しようとしてしまう。
ついつい人の話を聞きながら、ほかのことをしはじめてしまう。
ついつい人の話を聞きながら、別のことを考えてしまう・・・
 
こんなことではいけない。
良いコミュニケーションをとりたいならば、人の話をじっくり聞くことが必要だ。
それも言葉だけでなく、相手の表情、身振り、手振り、それから体から発する微妙な感情に至るまで、神経を集中させて「人物そのもの」を聞き取ることが重要だ。
トンカツ屋はクビになったが、正直ホッとした。
毎日朝4時に起きてトラックを運転し、はたまたトンカツ屋で夜中まで働くのはやはり無理があった。
 
今日からはトンカツ屋は行かなくてもいいんだ!
そう思うと、天国みたいなものだった。
昼2時ごろには牛乳配送の仕事から解放され、その後は昼寝をしようが、麻雀をしようが自由だ。
 
人間らしい生活に戻った私は、それから土日も休まず牛乳配送の仕事に精を出した。
学生の分際で月収20万以上あったので、貧しかった生活は次第に楽になっていった。
銀行に定期預金なども作ったりした。
 
冬になってくると、朝4時からホンダ「タクト」、つまり原付スクーターで中河原から調布まで通勤するのはつらくなってくる。
身を切るような寒さの中を、原チャリで数十分走るのはこたえる。
というわけで、中古車を買うことにした。
 
日産「ブルーバードU」SSSハードトップは8年落ちで10万そこそこで買えた。
真冬の通勤もこれで快適だ。
 
試験などでたまに大学に行く時も、私はさっそうと車で行った。
大半の大学生は電車通学で、一部のボンボンだけが車で通学していたので、私はいつのまにか友達から「ブルジョア」と呼ばれるようになった。
10万円の中古車でブルジョア(資本家階級)もないのだが、細々と暮らす貧乏学生達からは金持ちに見えたようだ。
積小為大
(小を積みて大となす)

−−二宮尊徳

 
 
大きなことをしようと思うならば、小さいことを怠けずに励まなければならない。
小さいことの積み重ねこそが、大きなことを生み出すのだ。
 
英会話学校最大手のNOVAが経営破綻した。
多くの生徒がクレジットなどを利用して最大3年分の前払いをしており、負債439億円の大半は講師への未払い給与と生徒からの前払い授業料のようだ。
 
かくいう私も、NOVAには2回通ったことがある。
トナーカートリッジの輸入業務のために、必要に駆られて英会話を習い始めたのだが、その1回目は今まさに問題とされている3年分の前払いだった。
少ない授業数よりも、より多くの授業数を前払いしたほうが授業1回の単価が安くなるので、どうしても無理して多額の前払いを選んでしまう。
当時から多くの生徒が2年分あるいは3年分の授業料を前払いした上で、すべての授業をこなせずに途中で挫折していたように思う。
だからNOVAは初めから「授業をせずに、生徒が損した分で儲ける」体質だったのだ。
 
生徒に前払いさせて授業料を得て、授業を提供しないうちから売上げを計上し、多額の利益が出たように見せかける。
そして、巨額の広告宣伝費を使いながら、規模を拡大する。
そうした虚構の中に成り立っていたNOVAは、行政処分の適用によっていとも簡単にほころび、一気に崩れ去った。
 
世の中、そんなに簡単に事業が成功するほど甘くはない。
一気に拡大しようとしても、必ずどこかに無理が生じるものだ。
事業というものは、世の中から必要とされるものを、正義と道徳心に従い使命感をもって取り組み、それを長く続けて初めて形になるものである。
 
小を積みて大となす。
地道な努力を、汗をかいて積み重ねよう。
事業に近道はないのだ。
エコリカ リサイクルインクのプロモーションビデオ第3弾です。
 
エコリカ リサイクルインク
プロモーションビデオ(環境編:30秒)
リサイクルは面倒だ!とお思いの方もいらっしゃると思います。
ゴミを素材ごとに分別したり、かさばるゴミを運ばなければならなかったり・・・
 
でも、エコリカのリサイクルはとても簡単です!
 
使用済みのカートリッジを販売店のエコリカ回収ボックスに入れるだけ!
インクカートリッジを購入される際に、使用済みカートリッジもお持ちいただければ一石二鳥です。
皆様の回収へのご協力がエコリカリサイクルインクを支えています。
 
エコリカはエコマーク登録商品です。グリーン購入法にも適合しています。
そしてエコリカは、売上げ1個につき1円を、世界最大の自然環境保護団体であるWWFに寄付を行なっています。
 
こうした私たちの活動が、一人でも多くの人に理解されて、少しでも限りある資源の再利用が進み、少しでも多くの人が価格の高い純正品を買わなくてもすむようにと、私たちは強く願っています。
 
限りある資源を大切にして、将来にわたって地球環境を維持しましょう。
そのために、一人でも多くの人が再利用に積極的になっていただければ、私たちの日々の活動は報われるものと信じております。
 
年賀ハガキも昨日から発売されました。
年末に向けて、これからインクジェットプリンターが頻繁に使われる時期です。
ぜひ、皆様のお手元にある使用済みインクカートリッジの回収にご協力いただき、カートリッジの再利用を進めましょう。
 
小さいことからはじめよう。
小さいことからコツコツと。
 
ほんの少しで結構です。
皆様のご協力をお待ちしております。
朝4時に起きてトラックで牛乳配送。
下宿に帰って少し昼寝して、夕方からはトンカツ屋。
なんだかんだで寝るのが深夜1時を過ぎたりする。
でも翌朝はまた4時起床。
 
普通のバイトならともかく、毎日2トン以上の牛乳を手で荷降ろししてスーパーに配達するバイトだ。
スーパーの中には、エレベーターが使えないところもあって、階段で重い牛乳を運んで何度も往復することもたびたびあった。
中でも忘れもしない超重労働といえば、今は無き渋谷駅前、東急文化会館の地下にあった東急ストアへの納品だ。
特売の日には、なんと牛乳1トン以上を階段を使って運ぶこともあった。
 
そんな重労働だから、毎日体はくたくただ。
2便を終えて下宿に帰ると爆睡するしかない。
毎日毎日重労働を繰り返していると、次第に疲れもたまってくる。
 
そしてついにトンカツ屋に遅刻してしまった。
一回は許してくれたトンカツ屋のマスターも、翌日また遅刻するとついには切れてしまった。
 
「もう明日から来なくていい」
 
クビを宣告された。
 
そして晴れて超ハードな掛け持ちバイトから解放されることになったのだ。
正直ホッとしたのも事実である。
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