2007-04-02
最初に就職したCSKで、私はインクリボンビジネスに出会い、直感的にこれはおもしろい!と感じました。
インクリボンは高すぎる。
ぼったくりじゃないか。
これじゃユーザーが一方的に不利じゃないか!
この状況をなんとか解決したいと感じました。
インクリボンの流通はとても閉鎖的で、ユーザーは立場が弱く、一方的に不利益を蒙っていましたが、簡単に説明するとこのようなしくみになっていました。
◇プリンターメーカーはプリンターごとに、形の違うインクリボンを設計する。
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◇プリンターメーカーはそのインクリボンにブランドをつけて販売する。(これをメーカー純正品という)
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◇メーカー純正品のインクリボンはメーカーまたはメーカーの正規代理店でないと買うことができない。
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◇メーカー純正品はメチャクチャ高い価格設定で、決して安く売られることはない。
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◇メーカーは販売店に対して、ユーザーに安く売らないよう強烈に指導する。
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◇そんなカラクリがあるとは知らず、ユーザーはプリンターを買う。
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◇ユーザーはプリンターを買ったあとで、インクリボン選ぼうにも選択肢がないことに気づく。
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◇ユーザーはメーカー純正品をメチャクチャ高い値段で買うしか方法がない。
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◇メーカーは優先的・独占的地位を利用して、膨大な利益を得る。
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◇ユーザーは立場が弱く、一方的に不利益を蒙る。
これを解決しようと思ったのが、弊社の経営理念 Economy(経済性の追求、流通価格革命)の原点です。
これらの活動は私が大学を出てすぐ、CSKに勤めている頃始まったものですが、それは今もなおスリーイーグループの経営理念として受け継がれています。