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職業に上下もなければ貴賤もない。世のため人のために役立つことなら、何をしようと自由である。
しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。すると二十からでも三十までには一仕事できるものである。それから十年本気でやる。
すると四十までに頭をあげるものだが、それでいい気にならずにまた十年頑張る。すると、五十までには群を抜く。しかし五十の声をきいた時には、大抵のものが息を抜くが、それがいけない。「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。すると六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、それから十年頑張る。
すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。しかし、それからまた、十年頑張る。するとこのコースが一生で一番面白い。

──森信三

 

森信三先生の言葉に、全く同感します。

五十で引退する、などと言っていた時期も自分にはありました。

しかし、せっかくこの世に生まれてきたのだから、大きなことを成し遂げて死んでいきたい。

少しでも世の中のためになることをやって、「自分の人生、いい人生だった」「やるべきことをすべてやり尽くした」と言える状態でこの世を去りたい。

今はそう思っています。

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お客様は昨日何人泣きましたか?

もしお客様を泣かしていなければ、
俺たちは何やってるんだ!と問うのだ。

──高橋 滋 (究極のレストラン『 カシータ 』オーナー)

 

レストランとは、食事を提供するだけの存在ではないのです。

私たちの会社も「ただ商品を売ればいい」という考えであってはなりません。

商品以外の「価値あるもの」、「プラスアルファ」を提供しなければなりません。

違いをもたらす違い。

そこがとても重要なのですね。

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小さい計画を立てるな。
小さい計画は人の心を動かす力がなく、
達成されないであろう。大きい計画を立てよう。
高く目指し、希望し、働け。
気高い図表は一度記録されれば、
それは無くなることは無く、
私たちがいなくなった遙か後になっても生き物となり、
その存在を訴え続けるのだ。

──ダニエル・H・バーンハム

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北中彰が感じ入ったときに記録する 「元気が出る言葉」 です。

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生活の中のすべての変化は決断から始まる。
決断は100%自分で決められる。
決断はいつでもできる。
決断にかかる時間は一瞬だけ。
つまり、いつでも一瞬にして100%自分のコントロールで人生を全て変えられるのだ。

 

ほとんどの人が成功しないのは、ほとんどの人が
「できたらいいな」「やりたいなあ」「やるべきだろうなあ」と、こんな安っぽいことを思っているからです。

 

決断とは「決めて断ち切る」と書くのです。
成功しないというオプションは残さないのです。
他のオプションは切り捨てるということです。
「やるんだ!」っていうの。

 

「絶対に何が何でもやるんだ!」と決めた瞬間に人生が変わるのです。

 

皆さんは、言うならば「腰抜け」です。
やれるだろうっていう状況が整ってから決断しようっていうわけだ。
できそうな資源が集まってから決断しようっていうわけだ。
腰抜けですよ、そんなの。

 

資源が現れるのは、決断した後です。
優れた人財が集まるのは、決断した後なのです。

 

そんな「腰抜け」の人生とサヨナラしたらどうですか?

 

「腰抜け」は今まで何のリスクも取っていないというだけの話。
心身共に傷だらけの人生を生きてみてはどうですか?

 

皆さんは傍観者の人生になってしまっている。
分かったつもり、経験したつもり。
実は人生を生きていない。
人が人生を生きるのを横で見ているだけ。

 

傍観者の人生にサヨナラしたらどうですか?

 

「事なかれ主義」があなたの人生を破滅に導くのです。

──ジェームス・スキナー

 

CD-ROM付 図解 成功の9ステップ(ジェームス・スキナー) より

決心する前に完全に見通しをつけようとする者は、決心することはできない。

──アンリ・フレデリック・アミエル(哲学者、文学者)

■Google が発見した10の事実

1. ユーザーに焦点を絞れば、「結果」は自然に付いてくる。

2. 1 つのことを極めて本当にうまくやるのが一番。

3. 遅いより速い方がいい。

4. ウェブでも民主主義は機能する。

5. 情報を探したくなるのは机に座っているときだけではない。

6. 悪事を働かなくても金儲けはできる。

7. 世の中の情報量は絶えず増え続けている。

8. 情報のニーズはすべての国境を越える。

9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。

10. すばらしい、では足りない。

 

そして、Google の理念 は、「"最高" に甘んじない」 ことだ。

最高を求める者は、最高をつかむ。

そして、最高に甘んじない者が、世界を制覇する。

 

常にパーフェクトを追求すること。

あくなきイノベーションを追求すること。

それが成長には不可欠である。

幾度か辛酸を経て、志始めて堅し。

丈夫玉砕して甎全(せんぜん)を恥ず。

一家の遺事人知るや否や。

児孫(じそん)のために美田を買わず。

──西郷南洲遺訓 五条

(訳)

人の志、信念というものは、幾度も幾度もつらいことや苦しい目にあってのち、はじめて固まり定まる。真の男子たるものは、玉となって砕けることを本懐とし、志を曲げて、つまらない瓦のようにいたずらに生きながらえることを恥とする。そのことについて私自身が我が家に遺しておくべき教訓としていることがある。世間の人はそれを知っているであろうか。それは子孫のために良い田畑、つまり遺産を買わず、遺さないということだ。

 

幾多の試練が目の前に立ちはだかる。

これでもか、これでもかとばかりに行く手を阻む。

 

しかし、私の志は決して衰えることはない。

ひるむこともない。

幾度かの試練、辛酸を経て、

志は自分の血となり、肉となり、さらに強固なものとなっていく。

ある時、西郷隆盛は子供たちに質問した。  

  「君たち、一家が仲むつまじくするためには、

   どういうことをすればいいと思うか」

 

子供たちは「はい」と手をあげて、

  「君(天皇)には忠義を、親には孝行を、

   兄弟、友達とは仲良く助け合う」

と西郷が中国の古典などを使いながら教えていたことを、

そのまま答えた。

 

子供たちの答えに、西郷はこのように返した。

  「一家仲むつまじくするための方法を一言で言えば、

   それぞれの人が少しずつ欲を減らすことなんだ。 」

 

 

放っておくと、欲望は肥大化していく。

欲しいものを手にすると、さらにもっともっと、と欲しくなっていく。

人間の欲は際限がない。

 

だからこそ、少しずつ欲を減らすことを考えなければならない。

少しずつでも、自分を抑え他人に尽くすことを考えなければならない。

 

足るを知り、利他の心を持つこと。

人として、それは欠かせてはならないことであり、

経営者としても、然りである。

天まで昇る松はない

──出雲地方の格言

 

欲張ってはいないか?

調子に乗りすぎてはいないか? 

謙虚にし、日々反省をしているか?

 

何百年経過しても、天まで届くほど伸びた松はない。

同様に、同じ家・同じ企業が何百年もどんどん発展し続けることはない。

逆に今は落ちぶれていても、懸命に努力をすれば、

また素晴らしい松を造ることもできる。

 

調子のよいときほど、気を引き締めなければならない。

また、いくら調子が悪くても、日々誰にも負けない努力を重ねれば、

道は開けてくるものだ。

お客様の言葉を全部チャンスにする。

「これはできないか」という要望や意見に、

「できない」という否定語を使わない。

「できます」という言葉しか使わない。

 

できないものを「できますよ!」と言った瞬間は、冷や汗ものです。

言い切ってオーダーを取ってから、ありとあらゆる手段と工夫を凝らし、

やれるまでやってやり切り、信用を作ってきました。

お客様が求めているのは、やったことの有無ではなく、きちんとした仕事です。

ここが本質であり、大義を立て、自分を鼓舞してやってきました。

請けた時は嘘でも、嘘を嘘にしなければ、嘘ではないわけです。

これを全営業マンがやったことが、当社の成長の原動力となり、

他社との差別化となりました。

──堀口智顕

お客様に「何を売りたいか」ではなく、お客様が「何を求めているか」を考えること。

事業の要諦はここにある。

 

もしお客様が求めるものが、自社にできないことである場合どうするか。

「できません」といって断るか、「できます」と言うか。

「できません」と言うとそれまでだ。

断ることでリスクはなくなる。

その代わりに事業の可能性も絶たれてしまう。

 

一方、「できますと」言うとどうなるか。

強烈なリスクにさらされる。

やると言ってやれなかった場合、企業の信用は失墜する。

単なる嘘つき、ホラ吹きになってしまう。

 

しかし、できないことを「できます」と言い、

その瞬間から断崖絶壁に立たされ、 全身全霊を込めて創意工夫をし、

全従業員の力を結集してやり遂げることができたらどうなるか。

 

それが企業の成長につながるのだ。

それがイノベーションになるのだ。

 

これを「嘘の独創性」という。

嘘の独創性は、あまりにもリスクが高いので、相当な覚悟がなければやるべきではない。

中途半端にやれば、企業が傾いてしまう。

築いた信用を台無しにしてしまう。

 

しかし覚悟さえあれば、成長の起爆剤として「嘘の独創性」は、あまりにも有用である。

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。

2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。

3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。

4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。

5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。

6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。

7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。

8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。

9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。

10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

── 電通「鬼十則」

電通四代目社長の吉田秀雄は、「広告の鬼」と呼ばれていた。

彼が残した電通「鬼十則」は五十年以上を経た今でも、

仕事の原理原則を説いたバイブルとして多くの人に支持されている。

 

これくらいの気概を持って仕事に臨まなければ、決して価値あるものは創り出せない。

ましてや日本一、いや世界一の広告を創り出すためには、一切の妥協や消極は許されない。

 

電通社員に受け継がれている、仕事に対する厳しい哲学に触れて、我々の甘さを痛感した。

企業がどれほどのものかは、全社員が、何のためらいもなく、

次の三つの問いにイエスと答えられるかによって知ることができる。

 ① あなたは敬意をもって遇されているか?

 ② あなたは貢献する上で必要な教育訓練と支援を受けているか?

 ③ あなたが貢献していることを会社は知っているか?

──ピーター・ドラッカー

世界的なアルミメーカーのアルコアのSEOを勤めたオニールは、

ニューヨーク大学でドラッカーの授業を受けていた。

彼は、マネジメントの心得としてその時ドラッカーから聞いたこの三つの問いを

ずっとメモして手帳にはさんでいたという。

 

わが社でも、すべての社員がこの三つの問いにイエスと答えられるよう、

私自身の人格を高め、会社を良くしていかなければならないと、

痛感している。

 

まだまだ道は遠い。

経営者としてやってきたことは、理念を高めつづける日々でした

──稲盛和夫

経営者とて、聖人君子であるわけではなく、最初は物欲の塊から起業するものであろう。

しかし、従業員が増え、取引先が増えるにつれて、みな社会的公器たる自分自身に目覚める。

経営者自身の自己実現を追求するのが経営ではなく、全従業員の物心両面の幸福を追求し、人類社会の進歩発展に貢献することが経営の目的であることに気がつく。

 

さらに、企業を正しく経営し成長させるには、まず経営者の考え方が「人として正しいか」が重要となってくる。

それは、理念、判断基準、または思想、考え方ともよべるだろう。

 

経営者として、理念を高めること。

心を高め、経営を伸ばすこと。

 

それは、すべての経営者に要求される、最低限の責務である。

何をなしたいか ではなく、何がなされるべきか から考えなければならない。

しかる後に、何が自らの強みに合うかを考えなければならない。

強みでないものを行ってはならない。

他の者に任せなければならない。

リーダーたる者は、自らが成果をあげなければならないことを知らなければならない。

──ピーター・ドラッカー

何がなされるべきか?

この問いは、リーダーに対する問いであり、企業に対する問いでもある。

 

ドラッカーは、リーダーが成果を上げるには次の5つの習慣が必要だという。

(1) 時間をマネジメントする。

(2) 貢献に焦点を合わせる。

(3) 強みを生かす。

(4) 重要なことに集中する。

(5) 効果的な意思決定を行う。

 

リーダーが限られた時間の中で成果を出すためには、

余計なことに時間を取られず、貢献できることに焦点を合わせ、

強みであることだけを行い、重要なことに集中することが必要なのだ。

 

このことは、企業にも当てはまる。

経営者の好みを追求するのではなく、その企業がやるべきことに集中すること。

事業の機会を確実に捉え、その企業の強みに経営資源を集中投下すること。

 

言われてみればあたり前のことなのだが、これができるかどうかで、

企業の成長が左右されてしまうのだ。

廟堂(びょうどう)に立ちて大政を為すは天道を行ふものなれば、

些(いささ)かとも私を挟みては済まぬもの也。

──西郷南洲遺訓 一条

(訳)

国家の最高決定機関において、政治を行い、国民を先導していくのは、あたかも天の道を行うようなもので、いささかも私利私欲をはさんではならない。

 

集団の利益を考えずに、自分自身を大事にし、

私利私欲にまみれた人がリーダーになると、

その下にいるひとたちを不幸に陥れてしまう。

 

これは政治の世界でも、企業でも同じである。

昨今の政治の混乱、企業の相次ぐ不祥事を目にするたびに、

西郷隆盛のこの言葉が胸に突き刺さる。

紀元前440年ごろ、ギリシャの彫刻家フェイディアスはアテネのパンテオンのひさしに建つ彫刻群を完成させた。

それらは今日でも西洋最高の彫刻とされる。

だが彫刻の完成後、フェイディアスの請求に対しアテネの会計官は支払いを拒んだ。

「彫刻の背中は見えない。誰にも見えない部分まで彫って、請求してくるとは何ごとか。」

それに対してフェイディアスは答えた。

そんなことはない。神々が見ている。

 

 

特に栄光や名誉を求めるわけではないが、

仕事は想像以上に地道だ。

理想とする世界はいまだはるか遠くにある。

そして戦いはいつも孤独である。

 

目先の利益を求めて去っていく人、 

我々の努力を鼻で笑う人もいる。 

それでも道を追い求める。

 

我々の崇高な理念は、決して朽ち果てることはない。

どんな障害が立ちはだかろうとも、

多くの人に否定されようとも、

そんなことはない。神々が見ている。

自らが成果をあげ、組織が成果をあげることを望む者はあらゆる活動を常時点検する。

これはいまも価値があるのかを問う。

答えがノーであるならば、真に意味のある活動に集中するために、それらのものを捨てる。

 

看護師の仕事は患者の世話である。

しかしあらゆる調査が示しているように、彼らは患者の世話に関係のない書類仕事に時間の四分の三をとられている。

デパートの店員の仕事の分析でも、時間の半分以上が客の満足という本来の仕事とは関係のない仕事にとられている。

技術者の仕事の分析でも、時間の半分は本来の仕事に関係のない会議への出席や報告書の推敲にとられている。

それらの雑用は、本来の仕事の生産性を破壊するだけでなく、仕事への動機づけと誇りを台無しにする。
 

この仕事は、本来の仕事に必要か、本来の仕事に役立つのか、本来の仕事をやりやすくするのかを常に問う必要がある。

答えがノーならば、そのような手続きや活動は、仕事ではなく雑事にすぎない。

──ピーター・ドラッカー

捨て去ることも、経営の重要な一部である。

しかしそれは、魂を込めた自分の分身を見放すことになる。

だからこそ、捨て去ることは難しく、

かつ成長への欠かすことのできない要素なのである。

「いい人」には「いいこと」が起こります。

あなたの人生は優しい行為によって光り輝き、そして守られることでしょう。

人に与えたはずが自分に与えられ、人の幸せが自分の幸せになった瞬間を、私たちはまぶしいほど鮮やかに思い出すことができます。

愛は癒しです。

愛は、それを与える人と受け取る人の双方を癒します。

──スティーブン・ポスト

愛とは、思いやりであり、利他の心である。

また愛とは、与える心であり、感謝する心である。

常に感謝の心を持ち、相手を思いやる利他の心を持つ人、

そして、それを優しい行為として実行できる人は、

いつも健康で幸せな人生を送ることができる。

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